ウォレット機能の深化と日本語化の徹底

EVE Online の経済活動を支えるウォレット機能の大幅なアップデートを行いました。今回の主眼は「情報の整理」と「完全な日本語化」です。膨大な取引データの中から、ユーザーが必要な情報を瞬時に見つけ出せる環境を構築しました。

インテリジェントな取引フィルタリング

ウォレットジャーナルに、ミッション、マーケット、賞金、その他のカテゴリ別フィルターを導入しました。これにより、例えば「今日のミッション報酬の合計は?」といった確認が、タブを切り替えるだけで瞬時に行えるようになります。

新しく実装されたウォレットフィルターUI

ミッション収益の自動統計分析

過去100件の仕訳データからミッションに関する報酬を自動抽出し、統計パネルとして表示する機能を実装しました。回数、総額、平均額がリアルタイムで集計され、パイロットの稼ぎの効率を可視化します。

徹底した日本語化と視認性の向上

取引履歴(Transactions)におけるアイテム名の日本語化を徹底しました。ESI API の仕様を深掘りし、確実に日本語名を返却する取得ロジックへと刷新。「Prerator」が「プロレーター」と表示されるなど、不自然な英語表記を排除しました。また、ジャーナルにおいても「ミッション報酬」などの日本語種別をメインタイトルとして強調するように UI を調整しています。

アイテム名まで完全に日本語化された取引履歴

資産管理の ID 表示解消と場所名の解決

「資産管理」セクションにおいても、一部のアイテムが ID(#219 など)で表示される問題を解消しました。全ユニークアイテム名をバッチ処理で取得することで、数千件の資産があっても漏れなく日本語名へ置換されます。また、場所名についても通常のステーションだけでなく、プレイヤー所有の構造体(Citadel 等)の名前や、艦船のコンテナ内に保管されている状態(「[艦船名] 内」)をインテリジェントに解決するようにロジックを強化しました。

ID表記が解消され場所名まで日本語化された資産リスト

カスタムコンテナ名の取得(ステーションコンテナ対応)

「ステーションコンテナ」や「監査ログ付セキュアコンテナ」など、プレイヤーが独自に名前を付けたアイテムのカスタム名を ESI API から取得・表示可能にしました。これにより、場所リストに「探検Drop」や「BPO保管庫」といった具体的な名前が表示されるようになり、資産の整理状況が一目で把握できるようになります。

大量の資産を支える「さらに表示」ボタン

数千件の資産を持つコアプレイヤー向けに、UI のパフォーマンス最適化を実施しました。アイテム数が多い拠点では初期表示を制限し、「さらに表示」ボタンをクリックすることで動的にリストを展開する仕組みを導入。これにより、大量のデータを保持しながらも、爆速のレスポンスを実現しました。

さらに表示ボタンによるパフォーマンス最適化

データ駆動型の意思決定を支える

情報の断片を統合し、意味のあるデータへと昇華させること。それが本プロジェクトの目指すインテリジェンスの形です。このウォレット機能の強化により、ニューエデンでの経済活動はより確かなものへと進化しました。